「質預かりを利用したけど期日が来てしまった!延長ってできるの?」
質預かりというサービスを利用する際に心配になるのが以下のようなことではないでしょうか?
これらの内容に、名古屋の質屋しちはやの現役査定スタッフが質預かりの延長方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで以下の内容についてわかるようになります。
質預かりや質入れに関する質問は、初めて利用する方や、具体的な延長や返済の手続きについて詳細を知りたい方からよくうかがいます。名古屋の質屋スタッフが日々対応している質問をもとに、代表的な内容を詳しく解説します。
まず、多くの方が質屋の質預かりや質入れを利用した際に抱える質問の一つに「返済の期限を過ぎてしまったらどうなるのですか?」というものがあります。期限内に返済ができなかった場合、品物は「質流れ」となり、所有権が質屋のお店に移ります。この際、元金や利息の返済義務はなくなりますが、品物が返却されないため、大切なものを預ける際には計画的な返済が不可欠です。
「質料や利息の計算方法がわかりません」という質問も初心者の方から多くいただく質問です。質料は一般的に借入額に対して月ごとに計算され、例えば10万円を借りた場合、月8%の質料が設定されているとすると月々5,000円が必要になります。私たち質屋による説明では、質料の計算方法や返済スケジュールを明確に伝えることで、利用者が返済計画を立てやすくしています。
質屋の質入れを利用する際の注意点として、「契約時に確認すべきことは何ですか?」という質問も重要です。利用者は契約時に、
などを確認する必要があります。特に、質入れを利用する際に渡される契約書代わりの「質札」に記載された条件を知ることが、後々のトラブルを防ぐ鍵となります。質屋スタッフはこれらの情報を丁寧に説明するため、わからない点があればその場で確認することをおすすめします。これら以外にも以下の一覧ような質問が多く聞かれますのでご参考にしていただけましたら幸いです。
質入れの延長の申し込みは、質屋の店舗に直接ご来店いただくか、電話で申し込みをしてください。延長時には、月単位での質料をお支払いいただく必要があります。
質屋の店舗によって異なりますが、通常は延長回数に上限が設けられていません。長期延長を希望される場合は、事前に質屋の店舗へご相談ください。
基本的には質札が必要です。延長申請時に質料を支払うことで、簡単に手続きが完了します。
いいえ、延長の場合は質料のみをお支払いいただき、元金の返済を後回しにすることが可能です。
期限を過ぎると、品物は「質流れ」となり、所有権が質屋に移ります。ただし、期限が過ぎる前に質屋に相談すれば、延長が可能です。
はい。基本的に全ての品物で延長が可能です。
質料は通常、借入額に応じた月ごとの割合で計算されます。例えば、5万円を借りた場合、月8%の質料では月々4,000円が必要です。これらの借入金額や利息、流質期限などは融資を受けた際に質屋から受け取る「質札」に全て記載されていますので無くさないようにしましょう。
名古屋の質屋しちはやでは延長の際に再査定は不要ですが、店舗によっては市場価値の変動を確認するため、再査定を行う場合もあります。
延長手続きそのものに追加費用は発生しませんが、質料の支払いが必要です。
延長ができないと判断した場合や、長期的に見ても返済の目処が立たない場合は品物を諦めて質流れとしてしまうことで、お客様の負担はなくなります。
お客様のご都合次第です。通常1ヶ月単位で設定される方が多いですが、3ヶ月や6ヶ月単位での延長も可能です。延長時に支払う金利の額によって延長期間を定めることが出来ます。
延長手続き完了前であればキャンセルできる場合がありますが、一度手続きが完了した後は原則としてキャンセルできません。
質料が支払えない場合、期限切れで質流れになる可能性があります。早めに店舗に相談し、解決策を模索することが大切です。
品物の価値や店舗のルールによりますが、追加査定の結果によっては追加の借入が可能な場合もあります。
質屋の質預かりというサービスは質入れとも呼ばれます。この質預かり/質入れを利用する際に、最も多くの方が心配することは、支払いができなかった場合どうしよう?という事ではないでしょうか。質屋の質預かりとは、利用する方本人の信用情報に基づく審査などは一切なしに、品物を担保として質屋に預けるだけで必ず現金を借りることができるという便利なシステムです。
質預かりの利用には手数料やなどは発生しません。品物を預けられる期間は3ヶ月です。質預かりの良いところは買取りとは異なり、品物を預けても品物の所有権はお客様側にあり、借り入れた元金と、質料と呼ばれる利息を期限以内に支払うことで、預けた品物を取り戻すことが可能な点です。しかし、期間内に支払いができない場合は預けた品物が質流れとなってしまい、取り戻すことができず、品物を手放さねばなりません。つまり、質預かりというサービスにおいて最も重要なポイントは、品物が「質流れ」となるリスクを知ることです。
質流れとは、期限内に元金と利息の支払いが行われない場合に、品物の所有権が質屋に移ることを指します。この場合、貸し付け金の取り立てや催促は一切無く、借入金の返済義務は消滅しますが、大切な品物を失う結果となってしまいます。そのため、期限内に対応することが非常に重要です。この品物の所有権が移る期日を「流質期限」と言います。しかし、期限が過ぎてしまった場合でも、適切に対処することで解決策を見出すことが可能です。
支払いの期限を過ぎてしまいそうな場合の対応として、まず行うべきことは、質屋に連絡を取ることです。そして、流質期限の延長を申し込みましょう。多くの質屋では利息分だけを支払うことで期限を延長できる制度を用意しています。これにより、元金の返済は後日に延ばしつつ、品物の質流れを防ぐことが可能です。
質預かりのの延長手続きの仕組みは非常にシンプルです。期限が近づいた際に店舗を訪れるか、電話で延長の意向を伝えます。この際、延長の条件として、既に発生している利息分の支払いが求められます。支払い後、質契約の期限が再設定され、新たに1ヶ月単位での猶予が与えられる仕組みです。店舗によっては、延長の申し込みをオンラインや電話でも受け付けている場合があります。特に、遠方に住んでいる場合や多忙な場合には、これらのサービスを利用すると便利です。ただし、質預かりの延長を利用する際には注意点があります。
基本的に、質預かりやの延長回数に制限はありません。預けた物が本当に大切な品物で、絶対に取り戻したいと考えている場合は、何回でも質預かりの期限を延長することが可能です。しかし、延長するたびに利息が発生するため、最終的な負担額が増加してしまいます。特に、高額な品物を預けている場合、利息の累積が大きな金額になる可能性があるため、品物を手放してしまっても良い、もしくは返済の予定が立たないという場合は延長せず、「質流れ」として品物を手放してしまう方が賢明です。
また、期限の通知を質屋から行ったり、再販の許可をお客様に伺うことはしません。うっかり期限を過ぎてしまった場合は自動的に品物の所有権は質屋側に移ってしまいます。そのため、流質期限をスマホのカレンダーに入れたり、壁にかけてあるカレンダーに期日を記すなど、期限の管理を独自で工夫する必要があります。このように最善の対応を取ることで品物を取り戻せる可能性が十分にあるため、期限前から計画的な管理を行うことが重要です。
ほとんどの質屋では質預かりの期限を延長することは可能です。なぜなら利息の収入が増えれば増えるほど質屋は儲かるからです。また、利用者が利息も元金も支払いができなかったとしても預かっている品物を第三者に再販することで貸し付けした金額を回収することができるので、質屋側は全く痛手を被りません。しかし、これらは質屋によって異なりますので、念の為、質屋を選ぶ際は、延長が可能かどうかや、その内容を事前に確認することをおすすめします。信頼できる店舗で適切なサポートを受けることで、質預かりを安心して利用できる環境が整います。
“質屋に対する出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(昭和二十九年法律第百九十五号)第五条第二項の規定の適用については、同項中「二十パーセント」とあるのは、「百九・五パーセント(二月二十九日を含む一年については年百九・八パーセントとし、一日当たりについては〇・三パーセントとする。)」”
e-gov法令検索 質屋営業法
このように質屋の上限金利は年利で109.5%、月利で9%と定められているため、この金利以下に設定されています。また、以下の例のように、月利は借り入れ金額に応じて変化し、借り入れ金額が大きくなればなるほど利率が下がる仕組みになっています。
5万円以下 | 8% |
〜10万円以下 | 7% |
〜50万円以下 | 5% |
〜100万円以下 | 4% |
100万円以上 | 3% |
これらの情報をもとに、具体的な延長に関するシミュレーションを確認してみましょう。
金を預けて1月1日に100万の融資を利率3%で受け、流質期限は4月1日に定められている場合。(月利:30,000円)
4月1日の支払い金額 | 延長後の期日 |
30,000円 | 5月1日 |
60,000円 | 6月1日 |
90,000円 | 7月1日 |
電動工具を預けて5月15日に5万の融資を利率8%で受け、流質期限は8月15日に定められている場合。(月利:4,000円)
8月15日の支払い金額 | 延長後の期日 |
4,000円 | 9月15日 |
8,000円 | 10月15日 |
12,000円 | 11月15日 |
時計を預けて8月20日に50万の融資を利率8%で受け、流質期限は11月20日に定められている場合。(月利:25,000円)
11月20日の支払い金額 | 延長後の期日 |
25,000円 | 12月20日 |
50,000円 | 1月20日 |
75,000円 | 2月20日 |
このように、流質期限に借り入れした金額に対する月利を支払った分の期日を1ヶ月単位で延長することができます。
前述の通り、質預かりや質入れの延長は可能です。ではこの延長はどの商品においても適用されるのか?とお考えの方もいるかもしれませんが、品物によって延長できるものやできないものは基本的には存在しません。つまり、どの品物でも延長が可能です。
質屋では、多種多様な品物が取り扱われています。例えば、金やプラチナなどの貴金属類、ブランドバッグ、時計、高級宝石などは、質屋の代表的な取扱アイテムです。これらのアイテムは、価値が大きく変動しにくいため、多くの質屋で好まれる品物です。
これら高価な品の質入れに際しては、質屋の査定が重要な役割を果たします。査定の流れは一般的に、品物の確認、状態のチェック、ブランドや素材の真贋の判断、そして価値の評価というステップを踏みます。ブランド品であれば、付属品の有無や保証書の有無が査定額に影響します。また、金やプラチナなどの貴金属では、重量や純度が重視され、最新の相場価格に基づいて評価が行われます。時計の場合、動作状況や傷の有無、特定ブランドの人気モデルであるかどうかが査定ポイントとなります。これらの要素が総合的に考慮され、融資額が決まります。
金やプラチナといった貴金属やロレックスといった高級時計などの場合、相場価格が比較的安定しているため、長期の延長が可能です。一方で、デジタル家電やスマートフォンなどのアイテムは、技術の進化により価値が下がりやすいため、延長可能期間が短いのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、基本的に品物の価値が借り入れ期間内に下がってしまったとしても、お客様側に非があるわけではありません。そのため、名古屋の質屋しちはやではどのような品物でも長期間の延長が可能です。
ただし、一度完済をして再度融資を受ける場合はその時点での品物の価値が大きく影響を及ぼすため注意が必要です。
流質期限に完済金額を用意することが出来たけれども、すぐにまた資金が必要で借入れをしなければいけない場合の注意点は、品物の価値の変動です。その具体的なシミュレーションを以下にご紹介します。
4月1日に109万円を支払い、完済したが、4月1日の金相場が下落しており、同じ品物で80万円の価値しか付かない場合、4月1日に借入可能な金額は80万円で、金利は4%で借入をする必要があります。
5月15日に6万2千円円を支払い、完済したが、5月15日の電動工具の相場が上昇しており、同じ品物で6万円の価値がついた場合、5月15日に借入可能な金額は6万円で、金利は7%で借入をすることが出来ます。
11月20日に57万5千円円を支払い、完済したが、11月20日の時計の相場が下落しており、同じ品物で30万円の価値しか付かない場合、11月20日に借入可能な金額は30万円ですが、金利は同じく5%で借入をすることができます。
このように、質屋に質入れをし、一度完済してすぐに借入をする場合はその時点での品物の相場価格が再融資を受ける際に大きく影響しますので、以前に借入をした時と同じ金額、同じ金利の条件で借入をすることができませんので注意が必要です。
以上の情報を参考に、質預かりの延長について知り、安心して気軽に質預かりというサービスを受けていただくことができると思います。このページでは名古屋の質屋しちはやの現役査定員が質預かりの延長方法についてご案内させていただきました。
なお、当店では初めて質預かりをご利用いただく方に、初月1ヶ月間は質料が無料になるキャンペーンを行っています。ご返済は期間内であればいつ行っていただいても構いません。そのため、1ヶ月未満でご返済いただいた場合、金利0円でお預かりした品物はお返しいたします。
お電話でのご予約等は必要ありませんので、いつでもお気軽にご来店ください。
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